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- “まぶた”の外来のご案内
まぶたの外来では、眼形成外科の中でも特に眼瞼(まぶた)の手術を主に扱っています。特殊な専門技術が必要な領域ですが、遠方の大学病院に足を運ばずに、地元密着のクリニックで専門的な治療ができれば、患者さんに喜んでもらえると思い、この外来を開設しました。
まぶたの疾患は機能を改善し、症状を良くすることが一番です。なるべく負担がなく適度(やり過ぎない)な手術をすることがまぶたの手術では重要だと考えています。整容面(美容面:見た目)も重視した治療を心がけています。
健康保険適応の手術を中心に行っていますが、都内では高額な料金で実施しているような美容手術も低料金で安心して受けてもらえるように協力しています。(高額な自費治療を勧めることはありませんのでご安心ください)
対象疾患
【眼瞼下垂症(先天性・後天性)】
まぶたが下がって見えずらくなる病気です。頭痛や肩こりなど様々な症状を伴います。手術は、挙筋腱膜前転術・眉毛下皮膚切除術(上眼瞼リフト)・筋膜移植術・その他(切らない埋没法など)など、症状に合わせて選択します。
【下眼瞼内反・外反症】【睫毛内反・乱生症】
整容面(見た目)に配慮しつつも確実な手術を行います。下眼瞼内反に対しては、下眼瞼牽引筋膜(LER)や眼輪筋を処理することで、に再発が少ない術式を主に採用しています。下眼瞼外反に対しては、過度の形成外科的な手術は控え、瞼板処理を中心とした術式を採用しています。
【重瞼術(ふたえ)】【目頭切開】
切らない埋没法であれば腫れや負担も少なくお勧めです。経験豊富な医師による後戻りの少ない術式を低価格で実施します。埋没法・小切開法・全切開法など様々な術式に対応できるのでご相談ください。
【下まぶたのたるみ】【眼窩脂肪ヘルニア】
まぶたのたるみは、手術しないと治療は難しいですが、手術での改善効果は高いです。まぶた裏の切開は、表面にメスを入れないので傷跡はわかりません。経結膜脱脂・経結膜的眼窩脂肪移動術(裏ハムラ)・下眼瞼除皺術など様々な術式に対応します。
【顔面神経麻痺】
顔面神経麻痺により引き起こされる、眼症状軽減のために各種手術を行います。外反改善には瞼板処理、閉瞼不全に対しては侵襲の少ないゴールドプレート移植も行っています。
その他の眼形成手術に対応します。
※涙道疾患は扱っておりません
主な手術の費用
眼瞼下垂手術(両眼) 健康保険適応 3割負担で4万〜5万
重瞼術(両眼・埋没法) 自費 49,500円(税込)(別途処方薬代 数千円)
その他費用に関しては診察時にご相談下さい。自費手術で高額な手術を勧めることはありません、また地域の患者さんが安心して手術を受けてもらえるよう低価格で対応します。
担当医師紹介
簗(やな) 由一郎
【主な経歴】
平成15年 高知大学卒業
平成17年 東京大学形成外科入局 関連病院勤務を経て
平成19年 埼玉医科大学形成外科勤務
平成22年 新井クリニック勤務
所属学会・資格
日本形成外科学会(専門医)
日本美容外科学会
日本眼形成再建外科学会
日本リンパ浮腫治療学会(評議員)
日本褥瘡学会
「巻き爪・陥入爪治療の相談室」を開設
【一言コメント】
私は地元が埼玉です。川越高校を卒業後医学部に入学、その後東京大学形成外科教室で研鑽を積み、現在は埼玉医科大学形成外科で主に勤務をしています。学んだ技術を地元で生かしたいと思っています。
形成外科分野は特殊な専門技術が必要な領域です。遠方の大学病院に足を運ばずに、地元密着の病院で専門的な治療ができれば、患者さんに喜んでもらえると思い、このまぶたの外来を開設しました。他院でのトラブル症例もふくめて、不安なことはお気軽にご相談下さい。よろしくお願いします。